こんにちは。
AIコミュニケーションディレクターの伊藤です。
Google翻訳といえば登場してしばらくはあまり頼りない感じでしたが、近年は非常に精度が高くなりました。
Google翻訳だけを頼りに外国のウェブサイトを閲覧している方も多いのではないでしょうか。
特に、マイナーなバグや不具合にぶち当たると日本語だけのサイトでは網羅しきれないことも多いですよね。
さて、Google Chromeを使っている場合は右クリックを押すと翻訳メニューが存在しますが、Edge等のブラウザだとデフォルトでそのような機能を備えていません。
そもそも他言語圏の方にアピールしたい場合、ウェブサイト自体が翻訳機能を備えていないと、顧客になるはずだったユーザーも「このサイトは対応していないな」と帰ってしまうことも考えられます。
でも、他言語対応をしようとするとその言語のテキストと言語切り替え機能が必要です。
これらを1から準備しようとすると、膨大なコストがかかってきます。
そこで役に立つものがあります。
そう、Google翻訳です。
実は、Google翻訳はウェブサイトへの埋め込みをサポートしているのです。
埋め込みの初期設定は簡単に行うことができるので、その方法をご紹介します。
①以下URLにアクセス
■ウェブサイト翻訳ツール
https://translate.google.com/manager/website/?hl=ja
上記サイトにアクセスして、「今すぐウェブサイトに追加」を押します。
②埋め込むウェブサイトのURLと元の言語を設定
ウェブサイトのURLに「ai-communication.jp」、ウェブサイトの言語に「日本語」を設定します。
入力し終わったら「次へ」を押します。
③ウェブサイト翻訳のオプションを設定
ワッと色んな項目が出てきました。
一つ一つ入力していきましょう。
■翻訳する言語
言語を限定しない場合は「すべての言語」でOKですが、特定言語圏からのアクセスを狙っているのならば「言語を指定」を選んで絞ってあげたほうがいいでしょう。
せっかくなので、あまり馴染みの無い言語を選択してみましょうか……。
「パシュトゥー語」「シンハラ語」「イディッシュ語」が今回のターゲットです。
ちなみに調べたところ
パシュトゥー語……アフガニスタン、パキスタンに住むアフガン人の方々が使用しているとのこと。2018年現在では普通に暮らしていると行かない国なので、日本で聞いたことがないのも納得(?)
シンハラ語……スリランカのシンハラ人という方々が使用しているようです。噂によると「バヤイ」という言葉の意味は「ヤバイ」らしいです。バヤイですね!
イディッシュ語……ドイツ語圏で使用されているらしく、400万人もの話者がいるとのことです。
■表示モード
翻訳パーツの表示方法を選択することができます。
今回はシンプルな見た目の「プルダウン リストのみ」を選びます。
■詳細設定
こちらは該当する内容がある場合のみチェックしましょう。
もちろん、「Google アナリティクスを使用して翻訳トラフィックを追跡する」を選択しておくことをオススメします。
プロパティIDだけを入力すればいいので、ラクチンですね!
④コードを取得ボタンを押す
待ちに待った埋め込みコードが表示されます。
これをHTML上の翻訳ツールを表示したい部分にコピペします。
これで、翻訳機能を利用できるようになります!
このように、Google翻訳を用いることで手軽に翻訳機能を実装することができます。
ただ、位置の調整を行いたい場合は仕様との兼ね合いで少し大変ですが、それ以上のメリットを得られるはずです!
まとめ
今回はGoogle翻訳の埋め込み方法をご紹介しました。
複数言語の顧客を想定する案件のときは、ぜひ使ってみてください!