みなさん、こんにちは。
夏ですね。夏といえばそう……PHPですね。
今回も、PHPに関して初心者向けの情報をお伝えしていきます。
はじめてのPHPシリーズ
前回のあらすじ
サンプル文中に「$nowpage」という怪しい表記があったが……!?
変数とは
プログラム言語の良さの一つ、それは「変数」です。
プログラミングは「変数」に始まり、「変数」に終わるという言葉は、哲学者アリストテレスの名言として今日も有名です。
ごめんなさい、嘘をつきました。
さて、変数とは何でしょうか。
それは、小さな単位のデータを入れておく箱と表現するのがいいでしょうか。
変数は、「$」マークと、英数字にて表現します。
例えば、文中に
<?php $abc = 1; ?>
と書くと、「$abc」という箱の中身は「1」という数字になります。
また、
<?php $category = "ウェブ制作会社"; ?>
という風に書くと、「$category」という箱の中身は「ウェブ制作会社」という文字列になります。
となると、前回の
<?php $nowpage="インデックスページ"; ?>
<?php print $nowpage; ?>
の正体が少しずつ判明してきます。
そう、これは「$nowpage」という箱の中に「インデックスページ」という文字列を入れて、
「print $nowpage」とすることで、「インデックスページ」という文字列を引っ張りだしている、ということになります。
Web制作において、変数を利用するメリットはいくつかあります。
サイト上に頻出する内容や、制作中アテで入れる必要があったり、将来的に変わることが予想される内容。
これらには変数が効果的です。
例えば、住所なんかはフッタ、会社概要、求人情報など複数のページにまたがって表記する必要のありそうな内容ですね。
変数を用いず書いていたとすると、引っ越ししたら住所を全部書き換える必要があります。
書き換え漏らしがあるとまずいので、全ページを確認する必要があります。
また、長ったらしい住所を毎回書くのも面倒です。そして書き間違えは許されません。
ここで、全ページの共通ヘッダとして読み込むファイルに
<?php $address = "愛知県名古屋市中区栄2丁目●●●●"; ?>
とすることで、「$address」という変数を表示する住所を表示するようにします。
これにより、「住所:<?php print $address; ?>」と書くだけで「住所:愛知県名古屋市中区栄2丁目●●●●」と表示されるようになります。
こうしておけば、「$address」の中身を書き換えるだけで、全ページに書かれている住所も変更することができますね。
まとめ
ちょっとした工夫で、後々必要な作業量を減らすことができます!
ミスの芽も潰せるので、うまく使っていくと便利ですよ!